甲田の家 気密測定
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甲田の家 完成に向けて、着々と進んでいます。
現在は室内の床張り。
今回はオークの無垢床を採用。
一部タイル張りの場所もあるので、
無垢床と、タイルのコンビネーションが仕上がりがとても楽しみです。
来週には外壁材の杉板ウッドロングエコ塗装を縦張りに施工。
田舎の風景に溶け込むような、心地良い外観に仕上がると思います。
こちらも施工後の足場解体がとても楽しみです。
そして、本題へ。
気密測定を行いました。
気密測定とは、家全体の隙間をかき集めたら、
どのくらいの穴が開いているか。を測定すること。
この隙間の大きさによって、家の気密性能がわかります。
これは気密測定を、行わないとわからないこと。
気密測定を全棟決まって行う会社は、そう多くないのではないでしょうか?
断熱性能とは違い、計算では数値が出ません。
そして、隙間を埋める作業、そのための工法で、作業をしているかどうかは、
会社によって様々です。
高気密高断熱をうたう会社は数多くありますが、
全棟気密測定が行われているのかどうか。
これは、気になる会社さんには必ず確認したほうが良いです。
よく家づくりの雑誌等で言われているのが、C値1.0未満。
気密測定の結果C値が1を下回っていると、高気密だと書かれていることが多いです。
C値1.0とは、100㎡の家の隙間を集めると、100㎠の隙間があるということ。
つまり、10cm角の正方形の穴が開いているということになります。
私たちはC値0.5未満を標準とし、気密工事を行っています。
100㎡の家で、穴が50㎠を上回らないようにしています。
なぜ、1.0ではなく、0.5にしているのか。
それは換気の計画が難しくなるためです。
換気を計画通り適切に行うためにも、気密の工程は重要であると考え、
C値0.5未満で気密工事に取り組んでいます。
そして、今回の甲田の家の気密測定。
結果は、C値0.2。
良い施工の結果が数値として表れ、
大工としてホッとする瞬間です。
今回は大工歴3年目に突入した、原口大工に、
8月に入社したばかりの清川説志大工が教わりながら断熱気密施工の大半をこなしました。
きちんと押さえるポイントを知れば、あとは丁寧に作業をすると数値は出てくれます。
今回も丁寧にきっちりと施工ができていたということ。
次回さらに数値更新を目指し、取り組んでいきたいと思います。
ここが住み心地に。暮らしやすさに直結し、
後からどうこうが非常に難しい場所。
家づくりをご検討の方にも大切にしていただきたいポイントです。
このような段階での構造見学、断熱・気密見学会も定期的に行っておりますので、
ご興味ある方は是非お問い合わせください。
タイミングのよってご案内できる物件をご案内させていただきます。
次回には外観がお見せできるくらいになればと思っています。
完成見学会も予定が決まり次第、ブログ、Instagramにてご案内します。
引き続き、甲田の家の完成に向けて丁寧に工事を進めてまいります。
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