ウッドロングエコ塗装
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本社新社屋の外壁材として使用する杉板に、ウッドロングエコ塗装を行いました。
ウッドロングエコとは、屋外使用する木材へ塗る防護保持剤です。
水で溶いたウッドロングエコ水溶液を木材に塗布することで、気の表面や断面から腐朽菌を入りにくくする、表面処理用の水性木材防護保持剤です。
写真のように容器に水溶液をため、浸しながら水溶液をしみこませるように塗っていきます。
その後、積み重ねて乾燥をさせるため、家一軒分を塗装し、乾燥させようと思うと、
広いスペースが必要になります。
私達は、安芸太田町の加計にある倉庫のスペースを使用して行いました。
弊社3代目の現在の代表と、2代目も手伝ってくれての作業でした。
塗装して乾燥させていると、少しグレーがかるような色味に変化します。
10年、20年たってくると、木材の外壁材は、雨などにさらされることで、
変色し、雨がががる場所とそうでない場所で、色味に違いが出てしまいます。
この塗料では、あらかじめ、全体に水溶液を浸透させることで、
塗り直しも基本的には不要で、全体が同じような色味をキープし続けてくれます。
木の風合い、素材感を残しつつ、経年変化を楽しめるそんな外観になります。
これからしっかりと陰干しをしたのち、施工になります。
本社新社屋は1階部分はそとん壁。
2階部分にウッドロングエコの杉板張りをします。
外部にも自然素材を用い、
自然の風合い、経年変化を楽しみながら、
家族と共に成長していく様子を感じることができ、
住むほどに愛着の湧く、そんな家づくりをしていきたいと思っています。
また、今後もなくなることのない杉板などの素材を使用することで、
何十年後にその素材がなくなってしまうということもないので、
長期にわたるメンテナンスも可能になります。
何十年、そして次の世代へも住み継ぐことのできる
大切な要素です。
最後に、加計の倉庫からの景色を。
五月には田植えがあります。
自然に包まれたとても気持ちいい場所です。
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